「きび酢」
は黒糖づくりの副産物だった。
その昔、サトウキビから黒砂糖を作るとき、窯を洗った水が発酵して酢になることに島の先人が気づきました。そして発酵を助けてくれたのが、この島周辺にだけ浮遊する酢酸菌と南国ならではの湿度と気温だったのです。あたりまえのように毎日この酢を食すうち、加計呂麻は長寿の島になりました。
幻の天然酢、復活。
もともとは各家庭で作っていた「きび酢」。時代と共に黒砂糖づくりが工場で行われるようになると、「きび酢」のもとである「黒糖の洗い汁」が手に入らなくなりました。「きび酢」づくりが行き詰まっていたそのとき、成分のすばらしさを再認識し、島興しの起爆剤にしようという声が起こったのです。
昔ながらの手作りを守って。
加計呂麻島の人達が元気で長生きできるのも「きび酢」のおかげ。島の人達は自然の恵みに感謝して、暮らしの中で長く長く、「きび酢」と付き合ってきました。その伝統と効果を広く伝えるため、島では自然の声を聞きながらの丁寧な「きび酢」づくりが続けられています。
下表の成分データをじっくりとご覧ください。一般の酢と比べて「きび酢」にはカルシウムなどのミネラル分がはるかに豊富に含まれ、逆に高血圧の原因と言われるナトリウムは微量です。このバランスのとれた成分がさまざまな生活習慣病を予防し、体のリズムを整えてくれるのです。
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きび酢
は(財)日本食品分析センターの分析試験、その他は四訂日本食品標準成分表による。
良いお酢の見分け方には、以下のような特徴があります。皆様がお酢をお選びになる際の参考にしてください。
・ 浸透率が高い
・ 瓶を振ったときに、泡がなかなか消えない。