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伝説の倉敷名物ぶっかけうどん誕生秘話
2003/11/20

このサイトでも紹介している「ぶっかけうどん物語」を読んでもらえただろうか。
倉敷名物ぶっかけうどんの誕生には、私の子供の頃にさかのぼるもうひとつの秘話があるので、紹介しよう。
…忘れもしない、あの時のことは。麻雀好きの親父が食事の時間も惜しんで打っていた日のこと。当時、私は小学生。日頃から家業を手伝っていたので、うどんを作ることはお手のもの。親父から食事にうどんを頼まれた私は考えた。麻雀しながら片手でもうどんを食べられるように、ひとつの器にタレも具もぶっかけて持っていったらいいんじゃないかとね。案の定、親父は大喜びで、しかも、美味しい美味しいとほめてくれた。まるでチェス好きの伯爵、サンドウィッチ伯爵が生みだしたサンドウィッチのお話みたいだけど、そんなきっかけで『ぶっかけうどん』はうまれたんだ。
それから、私はきっと昔から似たようなうどんがあるはずだと思っていろいろ調べたところ、今のぶっかけうどん物語に辿り着いた。
と、いうわけで、ぶっかけうどんの美味しい食べ方は、
具とタレと麺をまんべんなくかき混ぜて、ズルルッ!と豪快に味わっていただくのがよい。
今では、白壁のまち倉敷で年間200万食以上のぶっかけうどんが、ズルルッ!と食されている。

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