ブレーキ編
ブレーキは3つのパーツで構成されています。運転席のブレーキペタルを踏むと、その力はマスタシリンダに伝わります。マスタシリンダはブレーキオイルに圧力を掛けます。ブレーキオイルの圧力がキャリパーやホイルシリンダに伝わります。
マスタシリンダ キャリパー
ペタルの力をブレーキオイルの圧力に変える場所です。内部にインナーキットというゴムの消耗部品が使われています。消耗するとブレーキオイルに圧力がかからなくなりブレーキがきかなくなります。 ディスクブレーキに使われている部品でブレーキオイルの圧力をブレーキパットの動きに変える場所です。内部にインナーキットというゴムの消耗部品が使われています。消耗するとブレーキオイルの圧力が逃げてしまいブレーキがきかなくなります。
ブレーキオイル ホイルシリンダ
ブレーキマスターの力をキャリパーやホイルシリンダに伝えるオイルです。とても水分を吸収しやすいオイルで、水分が多くなると沸点が下がりブレーキの熱で気泡が発生してベーパーロックしやすくなります。 ドラムブレーキに使われている部品でブレーキオイルの圧力をブレーキシューの動きに変える場所です。内部にインナーキットというゴムの消耗部品が使われています。消耗するとブレーキオイルの圧力が逃げてしまいブレーキがきかなくなります。
ディスクブレーキとキャリパーキット分解
ブレーキディスクに取り付けられたキャリパー キャリパーにはブレーキパットが取り付けられています。パットはディスクをはさんで制動しますので徐々に消耗していきます。新品で約1cmの厚みがありますが、通常の使用で4万キロくらい走るとなくなります。
キャリパーの内部にはインナーキットというゴムの部品が使われています。通常7年くらいで劣化します。
ドラムブレーキとホイルシリンダ分解
ドラムブレーキの内部 中央上部にある筒状の部品がホイルシリンダーです。
ホイルシリンダーにはブレーキシューが取り付けられています。シューはドラムの内側を押して制動しますので徐々に消耗していきます。新品は約5mmの厚みがありますが、通常の使用で6万キロくらい走行するとなくなります。 ホイルシリンダの内部にはインナーキットというゴムの部品が使われています。通常5年くらいで劣化します。

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