フジ園芸  金陵辺(きんりょうへん)の栽培

金陵辺 キンリョウヘン(Cym. pumilum)の栽培

キンリョウヘンは、中国南部から台湾にかけて原生(地生、希に着生)する、小型のシンビジウムです。わが国でも西日本の暖地では、周年戸外で栽培可能な強健種です。
(異名:Cym. floribundum フロリバンダム)
【置き場と温度】
戸外栽培では陽当たりの良い場所で、冬期は北風や霜の当たらない軒先などに置きます。
温室栽培では、冬期最低温度が10℃以下(凍結は避けて)に下げる方が、花つきが良くなります。花芽がついたら、夜間の高温(15℃以上)は避けます。夜間の高温は「花飛び」を起こし、正常な開花が望めません。
【灌水と肥料・光線】
春開花が終わり新芽が伸び始めたら、極度な乾燥は避けて薄い液肥「フジ=洋らん専用液肥(6-3-3)」1,000倍液と「バイタリック-V」500倍液を、週1回程度与えます。
夏は夕方たっぷりと灌水し、葉焼けを起こさぬ範囲で、十分な受光を図ります。真夏(梅雨明け〜盆頃まで)必要あれば、午後の強光を「ランネット」などで遮光します。
新芽が伸びバルブを形成し始めた頃(夏〜初秋)に、「ホスポン-F」500倍液を葉面から株全体に与え、花芽の分化を促進します。
晩秋から開花までは「花咲液肥=フラワートップ」1,000倍液を施用し、花芽の充実・開花を促します。
温室栽培のときは晩秋(霜が降りる前)に戸外から取り込み、低温室で栽培します。
【植え替え】
株が鉢一杯になったり、バルブが鉢から飛び出しそうな時は植え替え(鉢上げ)します。植え替えの適期は、花が終わり新芽が伸び始めた頃です。花芽が伸びている時に根を痛めると、開花しない場合があります。植え込み材には、バークなどが適しています。植え替え前後は「バイタリック-V」500倍液を与え、活着を促進します。
【活力剤】
植物の一生を通じて、細胞に活力を与える「植物活力剤 バイタリック-V」は生育を促し、花つきをよくします。周年、500倍液を一週間に1回程度与えると健全な植物に育てます。
【ウイルス病予防】
一旦罹病すると治すことが出来ないランのウイルス病は、キンリョウヘン栽培にも強敵です。最近キンリョウヘンの栽培が盛んになると共に、ウイルス病と疑われる株を見かける事もあります。「ウイルス消毒液 ビストロン」で、感染拡大を防ぎましょう。

<花芽つき株栽培上の注意事項>
植え替えは花が咲き終わってから行って下さい。花芽がついている時に根を傷めると、花が咲かなくなる恐れがあります。用土は「ニュージーランド産バーク」などが好適。
花芽がついている時「チッソ肥料」の施用は控えて下さい。(特に通常の化成肥料や油粕単用などは与えないこと。)
チッソ過多の施肥が続くと、花芽が流れ開花しないことがあります。花芽を育てる「花咲液肥 フラワートップ」がお勧めです。
ラン科植物中では比較的「水」を好む種類ですから、真冬でも晴天の日が続き植込み用土が乾燥する場合は、暖かい日の午前中に潅水します。極端な乾燥は花芽を落とす恐れがあります。
開花後は、株分けは極力控え、なるべく大株仕立てにして下さい。大株の方が栽培管理も容易で、多数の花をつけるようになります。生育期(4月〜9月)の肥料は「フジ=洋らん専用液肥(6-3-3)」を与えます。
植物の細胞を活性化する「バイタリック-V」は、健全な植物を育て花上がり促進に周年利用します。

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参照リンク:
栽培関連資材セット
洋らん専用液肥
バイタリック-V
ホスポン-F
フラワートップ
ビストロン
バーク
ランネット

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